「子どもの習い事に月いくらかけるのが普通?」
「周りの家庭は、いくつくらい習い事をさせている?」
「子どもがやりたいと言うものを全部やらせていたら、教育費が大変なことになりそう……」
子育て中の家庭にとって、習い事にかかるお金は気になるところです。
スイミング、ピアノ、英会話、スポーツ、プログラミング、通信教育など、子どもの興味や才能を伸ばせる習い事はたくさんあります。
一方で、月謝だけではなく、教材費や道具代、発表会、試合、遠征費などがかかることもあります。
特に兄弟姉妹がいる家庭では、1人あたりの金額はそれほど高くなくても、合計すると毎月数万円になることも珍しくありません。
そこでこの記事では、2026年の調査データをもとに、子どもの習い事にかかる費用の目安と、家計を圧迫しないための考え方を紹介します。
子どもの習い事費は平均いくら?

2026年に公表されたソニー生命の「子どもの教育資金に関する調査」では、スポーツや芸術などの習い事、家庭学習、教室学習を含む「学校外教育費」の平均支出額は、子ども1人あたり月12,022円でした。
ただし、年齢によって差があります。
| 子どもの段階 | 学校外教育費の平均 |
|---|---|
| 未就学児 | 5,286円/月 |
| 小学生 | 16,420円/月 |
| 中高生 | 19,348円/月 |
| 大学生等 | 6,996円/月 |
| 全体 | 12,022円/月 |
※習い事だけではなく、家庭学習や教室学習などを含む「学校外教育費」です。
小学生になると、未就学児と比べて学校外教育にかける費用が大きくなっています。
また、中高生では塾などの学習関連費用が増えるため、さらに負担が大きくなりやすいことが分かります。
我が家も空手、ピアノ、スイミング、体操、プログラミング…色々試してきました(笑)
「習い事だけ」で見ると平均額はもっと違う?


ここで注意したいのが、「習い事費」と「学校外教育費」は同じではないということです。
学校外教育費には、
- スポーツ
- 音楽・芸術
- 英会話
- 学習塾
- 家庭学習
- プログラミング
- そろばん
など、さまざまな教育・学習関連の支出が含まれます。
そのため、「子どもの習い事は平均月1万2,000円程度」と単純に考えるのはおすすめできません。
2026年に行われた別の調査では、子どもの習い事経験者の月額費用について「3万円~5万円未満」が31.4%で最多でした。
さらに、月3万円以上を支出している人は38.5%という結果になっています。
これは、複数の習い事を組み合わせている家庭や、塾など比較的費用の高い習い事を利用している家庭も含まれるためです。
つまり、
「平均はいくら?」よりも、「自分の家庭ではいくらまでなら無理なく続けられるか」を考えることが重要です。
習い事は月1万円?2万円?3万円?


家計管理の観点では、習い事費を次のように考えると分かりやすくなります。
月1万円程度
比較的家計への負担が小さい水準です。
1つの習い事を選び、子どもの興味を伸ばすという使い方ができます。
月2万円程度
2つ程度の習い事を組み合わせる家庭も考えられる金額です。
例えば、
- スイミング+英会話
- ピアノ+スポーツ
- スポーツ+通信教育
などです。
月3万円以上
ここからは「習い事費」としては大きな支出になってきます。
特に兄弟がいる家庭では注意が必要です。
子ども2人で月3万円なら年間36万円。
月5万円なら年間60万円になります。
さらに、夏期講習や教材費、発表会、ユニフォーム、遠征費などが加わると、年間支出はさらに増えます。
兄弟2人なら習い事費はいくらになる?
習い事費で見落としやすいのが「兄弟分」です。
例えば、
1人あたり月1万円
子ども2人なら、
月2万円 → 年間24万円
1人あたり月2万円
子ども2人なら、
月4万円 → 年間48万円
1人あたり月3万円
子ども2人なら、
月6万円 → 年間72万円
となります。
月額だけを見ると、それほど大きく感じないかもしれません。
しかし年間で考えると、家計への影響はかなり大きくなります。
だからこそ、習い事費は「月謝」ではなく年間予算で考えることが大切です。
習い事で意外とかかる「月謝以外」の費用


習い事の費用を考えるとき、月謝だけを計算してはいけません。
例えばスポーツ系なら、
- ユニフォーム
- シューズ
- ボールなどの道具
- 大会参加費
- 遠征費
- 合宿費
などがかかることがあります。
音楽系なら、
- 楽譜
- 発表会費
- 衣装
- 楽器
などが必要になることもあります。
英会話や学習系なら、
- 教材費
- 検定料
- 季節講習
- 模試
- タブレットなどの機器
が追加される場合があります。
そのため、習い事を始める前には、
「月謝はいくらですか?」だけではなく、「年間でいくらくらいかかりますか?」
と確認しておくと安心です。



ここって意外と見落としがちだよね!
習い事費は「手取りの何%」と決めるより年間予算で考える
「習い事費は手取り収入の何%まで」という考え方もありますが、家庭によって収入や住宅費、食費、教育費、貯蓄額が違います。
そのため、一律に「○%まで」と決める必要はありません。
おすすめなのは、
①生活費
②貯蓄・投資
③教育費
④習い事費
⑤レジャー・その他
というように、家計全体の中で優先順位を決める方法です。
例えば、毎月の家計に余裕がない状態で習い事だけを増やしてしまうと、貯蓄ができなくなってしまいます。
逆に、十分な貯蓄ができている家庭なら、子どもの興味や経験にお金を使うこともできます。
「習い事にかけすぎかも?」と感じたら確認したい5つのこと


習い事費が高いかどうかは、金額だけでは判断できません。
次の5つを確認してみましょう。
1.子ども本人が楽しんでいるか
親が「将来役に立つから」と思っていても、本人が嫌がっているなら見直す必要があります。
2.習い事が多すぎないか
習い事が多すぎると、
「学校→習い事→宿題→寝る」
という生活になり、子どもの自由時間がなくなってしまうこともあります。
3.家計に無理がないか
毎月の生活費を削ったり、貯蓄を取り崩したりしてまで続けているなら、一度見直してみましょう。
4.費用に見合った満足度があるか
「何となく続けている」習い事がないか確認してみましょう。
5.今後の教育費を考えているか
小学生の習い事だけではなく、中学生以降の塾代や高校・大学の教育費まで考えておくことが重要です。
「やめる」のではなく「入れ替える」という考え方
習い事を見直すとき、「せっかく続けてきたのだからやめさせるのはかわいそう」と感じることもあります。
そんなときは、単純に減らすのではなく、
「今の習い事から、より子どもがやりたいものへ入れ替える」
という考え方もできます。
例えば、
・スイミングをやめてプログラミングを始める。
・英会話をオンライン学習に変更する。
・複数の習い事を1つに絞って、その分、休日の体験活動に使う。
このように、お金の使い道を変えるだけでも家計は調整できます。
習い事費を抑える5つの方法
1.兄弟割引を利用する
兄弟で通う場合、入会金や月謝が割引になる教室もあります。
2.オンライン型を検討する
英会話や学習系の習い事では、オンライン型を選択肢に入れることで費用を抑えられる場合があります。
3.無料体験を利用する
いきなり入会するのではなく、まず体験してから決めましょう。
「思っていたものと違った」という理由で短期間で退会すると、入会金などが無駄になってしまいます。
4.年間費用で比較する
月謝だけではなく、
月謝+教材費+イベント費+道具代+交通費
まで含めて比較します。
5.習い事の数に上限を決める
「子どもがやりたいと言ったら全部やる」ではなく、
「基本は2つまで」
など、家庭内でルールを決めておくのも方法です。
習い事費を削りすぎる必要もない


習い事は単なる「出費」と考える必要もありません。
スポーツを通じて体力や協調性を身につけたり、音楽を通じて表現する楽しさを知ったり、英語を通じて異文化に興味を持ったり。
子どもにとっては、学校とは違う場所で経験を積む機会になります。
2026年の調査でも、習い事経験者のうち「やらせて良かった」と回答した人は90.5%でした。
だからこそ、
「習い事=節約すべきもの」ではなく、「限られた教育費をどこに使うか」
という視点が大切です。
習い事費と将来の教育費をセットで考えよう
子どもが小さいうちは、習い事の月謝だけを見てしまいがちです。
しかし、小学生から中学生、高校生へと進むにつれて、教育費の種類は変わっていきます。
小学生では、
習い事+通信教育
だったものが、
中学生になると、
塾+教材費+模試
になり、高校・大学ではさらに大きな教育費が必要になる可能性があります。
だからこそ、
「今、月3万円使えるか?」
だけではなく、
「今後10年間、教育費を払い続けても家計は大丈夫か?」
という視点で考えることが重要です。
まとめ:習い事費は「平均」より家計とのバランスが大切
2026年の調査では、学校外教育費の平均は月12,022円でした。
小学生では月16,420円、中高生では月19,348円となっています。
ただし、習い事の数や種類によって実際の支出額には大きな差があります。
大切なのは、
- 周りの家庭と比較しすぎない
- 月謝だけでなく年間費用を見る
- 兄弟分を合計する
- 将来の塾代・教育費も考える
- 子ども本人の満足度を確認する
- 家計に無理のない範囲で続ける
ことです。
習い事は、子どもの可能性を広げるためのお金でもあります。
だからこそ「いくら使ったか」だけではなく、
「そのお金で子どもにどんな経験を与えられたか」
という視点も大切にしたいものです。
家計を苦しくしない範囲で、子どもが「やってみたい」と思える経験を選んでいきましょう。








