2026年も、食品や日用品など身近な商品の値上げが続いています。
9月には飲食料品4,923品目の値上げが予定され、2026年の中でも大きな値上げラッシュとなりました。
そして10月も、食品を中心に3,000品目を超える価格改定が予定されています。
「また値上げ……」
そう感じている家庭も多いのではないでしょうか。
特に子育て世帯では、食品や日用品など毎日の生活に必要なものが値上がりすると、少しずつ家計への負担が増えていきます。
この記事では、2026年10月から値上げされる主な商品やサービスをまとめ、40代子育て家庭が今からできる家計対策について考えていきます。
※価格や対象商品は今後変更される可能性があります。記事内の情報は2026年9月25日時点の公表情報をもとにしています。
2026年10月は3,000品目超の食品が値上げ

帝国データバンクの「食品主要195社」価格改定動向調査によると、2026年10月に値上げが予定されている飲食料品は3,033品目です。
9月の4,923品目に続き、10月も3,000品目を超える大規模な値上げとなる見通しです。
2026年1~11月までに判明している飲食料品の値上げは、すでに1万9,083品目に達しています。
値上げの主な理由としては、原材料高が90.7%と最も多く、物流費やエネルギー、人件費などの上昇も影響しています。
食品だけでなく、生活に身近な日用品や配送サービスなどにも価格改定が広がっています。

10月から値上げされる主な食品

10月は、加工食品や調味料、菓子、飲料など幅広い食品が対象となります。
お菓子・食品
主な企業では、次のような価格改定が予定されています。
| 企業 | 主な対象 | 改定内容 |
|---|---|---|
| 江崎グリコ | 菓子・食品など169品目 | 3~15% |
| 湖池屋 | 菓子20品目 | 5~8% |
| 岩塚製菓 | 米菓18品目 | 10~30円程度 |
| 亀田製菓 | 米菓など | 3~17% |
「ビスコ」「プッチンプリン」「カラムーチョ」「柿の種」「ハッピーターン」など、スーパーやコンビニで見かける商品も対象となっています。
普段から購入している商品が含まれていないか、一度確認しておきたいところです。
冷凍食品や加工食品も値上げ
2026年の食品値上げでは、加工食品の値上げが特に目立っています。
1~11月の判明分では、加工食品が6,775品目と最も多く、前年の年間実績4,791品目を大きく上回っています。
冷凍食品やパックご飯、チルド食品など、忙しい子育て家庭が利用する食品も多く含まれます。
「忙しい日は冷凍食品」という家庭にとっては、食費への影響を感じやすいかもしれません。
調味料も値上げが続く
調味料も2026年の値上げ対象が多い分野です。
しょうゆ、だし、たれ、ドレッシングなどは、一度購入すると長く使うものも多いため、値上げに気づきにくいかもしれません。
しかし、毎月の食費を振り返ってみると、調味料の値上げも少しずつ影響してきます。
日用品も値上げ
10月は食品だけでなく、日用品にも価格改定があります。
例えばライオンでは、歯磨き粉やハンドソープなど159品目を4~25%値上げする予定です。
エステーでも一部の消臭剤や除湿剤などが3~10%値上げされます。
日用品は食品と違って毎日買うわけではありません。
そのため「数十円くらいなら大丈夫」と感じやすいのですが、シャンプー、洗剤、歯磨き用品など複数の商品が値上がりすると、年間では無視できない金額になる可能性があります。
日本郵便の料金も10月から改定
10月からは日本郵便の一部料金も変わります。
主な変更は次のとおりです。
- ゆうパック:基本運賃を平均約10%改定
- ゆうパケット:一律360円
- クリックポスト:185円から240円へ
ネット通販やフリマアプリなどを利用している人は、送料への影響にも注意が必要です。
特にクリックポストは55円の値上げとなります。
電気・ガスは「10月の値上げ」だけで判断しない
10月の家計を考えるうえで、光熱費も気になるところです。
ただし、電気・ガスについては「10月から一斉に値上げ」と単純に考えるのではなく、政府の電気・ガス料金支援の適用期間も確認する必要があります。
政府の支援による値引きは、2026年8月検針分から10月検針分まで実施されています。
東京ガスの場合、2026年10月検針分(9月使用分)まで、電気・ガス料金の値引きが適用されています。
一方で、その後はこの支援がなくなるため、11月以降の光熱費については負担が増える可能性があります。
電気・ガス料金は契約している会社や使用量によって異なるため、「○円値上がりする」と一律に考えるのではなく、自宅の検針票や請求額を確認することが大切です。
10月の値上げで家計はいくら増える?

では、値上げによって家庭の支出はどれくらい増えるのでしょうか。
これは家庭によって大きく異なります。
例えば、仮に毎月の支出が次のように増えたとします。
| 項目 | 月の増加額 |
|---|---|
| 食品 | 2,000円 |
| お菓子・飲料 | 500円 |
| 日用品 | 500円 |
| 光熱費 | 1,000円 |
| 合計 | 4,000円 |
月4,000円なら、
4,000円×12か月=年間48,000円
になります。
もちろん実際には、すべての商品が一斉に値上がりするわけではありません。
反対に、複数の値上げが重なると、気づかないうちに毎月の支出が増えている可能性もあります。
だからこそ、「1商品あたり何円上がったか」だけでなく、家計全体で考えることが大切です。
値上げ対策で「まとめ買い」は本当にお得?

値上げのニュースを見ると、
「値上げ前に買っておいたほうがいいのでは?」
と思うこともあります。
もちろん、必ず使う日用品や保存できる食品なら、値上げ前に購入しておく方法もあります。
ただし、何でもまとめ買いすればいいわけではありません。
例えば、
- 本当に普段から使っているか
- 賞味期限までに使い切れるか
- 保管する場所があるか
- セール価格と比較して本当に安いか
- 値上げ後も購入し続けたい商品か
を考えてから購入したいところです。
「値上げするから」という理由だけで不要なものまで買ってしまえば、かえって出費が増えてしまいます。
40代子育て家庭が今からできる5つの値上げ対策
1.食費を「商品」ではなく「カテゴリー」で見る
食費を細かく管理するのが苦手なら、
「肉・魚」
「野菜」
「加工食品」
「お菓子・飲料」
など、大きなカテゴリーに分けて見るだけでも十分です。
特にお菓子や飲料などは、購入頻度が高い家庭ほど見直し効果が出やすい部分です。
2.日用品はストック量を確認する
値上げ前だからといって、大量購入する必要はありません。
「家に洗剤が何個あるか分からない」という状態なら、まず現在の在庫を確認してみましょう。
3.固定費も一緒に見直す
値上げ対策というと、食費を削ることばかり考えてしまいます。
でも、毎月必ず出ていく固定費を見直すほうが、家計改善につながるケースもあります。
例えば、
- スマホ料金
- インターネット料金
- 保険
- サブスク
- 電気・ガスの契約プラン
などです。
一度見直せば、その後も節約効果が続く可能性があります。

4.「安いもの」ではなく「満足度の低い出費」を減らす
すべてを節約しようとすると、生活が苦しくなってしまいます。
そこで、
「これは値上げしても買いたい」
「これは何となく買っているだけ」
と分けてみるのもおすすめです。
大切なのは、何でも我慢することではなく、自分や家族にとって必要なものを残すこと。
5.浮いたお金を貯金・資産形成に回す
もし家計の見直しで月3,000円浮いたら、
年間では36,000円です。
月5,000円なら年間60,000円。
小さな金額でも、継続すればまとまった金額になります。
まずは生活防衛資金を確保し、そのうえで余裕があればNISAなど将来のお金に回す方法もあります。

値上げが続く今こそ「家計を整える」

値上げが続くと、
「もっと節約しなければ」
と焦ってしまいます。
でも、すべての支出を削る必要はありません。
むしろ大切なのは、
「今のお金の使い方を一度整理すること」
ではないでしょうか。
食費、日用品、通信費、保険、サブスク、光熱費。
毎月何となく支払っているものを一つずつ確認していくと、「実はあまり使っていなかった」「なくても困らなかった」という支出が見つかることがあります。
値上げそのものを止めることはできません。
だからこそ、
値上げに合わせて家計も少しずつ整えていく。
そんな考え方が、これからの暮らしには必要なのかもしれません。
まとめ|10月の値上げをきっかけに家計を見直そう
2026年10月は、食品だけでも3,033品目の値上げが予定されています。
加工食品や調味料、菓子、飲料など、普段の生活で購入するものも多く含まれています。
さらに、歯磨き用品やハンドソープなどの日用品、日本郵便の一部サービスなどにも価格改定があります。
光熱費についても、10月の料金だけを見るのではなく、政府の支援終了後となる11月以降の負担にも注意しておきたいところです。
値上げが続くと、「節約しなければ」と思ってしまいます。
でも、食費を極端に削ったり、必要なものまで我慢したりする必要はありません。
まずは、
- 最近値上がりしたものを確認する
- 毎月の支出を確認する
- 使っていないサービスを見直す
- 食品や日用品の買い方を見直す
- 浮いたお金を貯金や資産形成に回す
というところから始めてみてはいかがでしょうか。
10月の値上げを、家計を見直すきっかけにしてみましょう。


