夏が終わって少し過ごしやすくなってくると、今度は気になり始めるのが秋冬の電気代です。
特に冬は暖房を使う時間が長くなり、
「去年の冬より電気代が高くなったらどうしよう」
と心配になることがあります。
とはいえ、電気代を抑えるために暖房を極端に我慢するのも現実的ではありません。
家族がいる家庭なら、寒いのを我慢するよりも、電気を使う場所や時間、家電の使い方を見直すほうが続けやすいと思います。
そこで今回は、秋のうちに確認しておきたい「電気代の見直しポイント」をまとめました。
秋のうちに電気代を見直しておく理由

電気代は、寒くなってから慌てて対策するより、暖房を本格的に使い始める前に確認しておくほうが取り組みやすいものです。
秋は、
- エアコンをほとんど使わない日がある
- 窓を開けて過ごせる
- 冬の暖房を使う前に家電を点検できる
- 電気料金の明細を確認する余裕がある
など、家計を見直すのにちょうどいい時期です。
「冬になったら節電しよう」ではなく、10月~11月頃から少しずつ準備しておくと安心です。
まずは去年の冬の電気代を確認する

節電を始める前に、まず確認したいのが「我が家はどのくらい電気を使っているのか」です。
電力会社のWeb明細などで、前年の使用量や電気料金を確認してみましょう。
できれば、
- 10月
- 11月
- 12月
- 1月
- 2月
- 3月
くらいを並べてみます。
このようにしておくと、
「一番電気を使うのは何月なのか」
が分かります。
料金だけではなく、使用量も確認するのがポイントです。
電気料金は料金単価や燃料費調整額などによって変わるため、「去年より○円高い」だけでは、使い方がどれくらい変わったのか分かりにくいからです。
秋冬に見直したいこと① エアコンの使い方
冬の電気代を考えるとき、まず気になるのが暖房です。
エアコンは、使い方を少し見直すだけでも節電につながる可能性があります。
フィルターを掃除する
暖房を本格的に使い始める前に、エアコンのフィルターを確認しておきましょう。
ホコリがたまっていると、エアコンの効率が悪くなることがあります。
秋のうちに、
「冬前のエアコン掃除」
を家事の予定に入れておくと忘れにくくなります。
室外機の周りも確認する
室外機の周りに物を置いていないかも確認しておきたいところです。
植木鉢や荷物などで室外機の周辺がふさがれていると、運転の妨げになる場合があります。
室外機の周辺を整理して、空気が通りやすい状態にしておきましょう。
設定温度を上げすぎない
寒いと、つい暖房の設定温度を上げたくなります。
しかし、設定温度を必要以上に高くするのではなく、
- 服装を少し暖かくする
- 湿度を調整する
- カーテンを閉める
- サーキュレーターなどで空気を循環させる
といった方法も組み合わせてみましょう。
「暖房だけで暖める」のではなく、部屋全体を効率よく暖めることを意識します。
秋冬に見直したいこと② 窓から逃げる熱を減らす
暖房をつけても、
「足元が寒い」
「窓の近くが冷える」
ということがあります。
その場合は、暖房器具だけを見るのではなく、部屋の熱が逃げていないかも確認してみましょう。
特に窓は、外気の影響を受けやすい場所です。
例えば、
- 厚手のカーテンを使う
- カーテンを床近くまで垂らす
- すき間風がないか確認する
- 窓用の断熱グッズを検討する
などの方法があります。
高額なリフォームをしなくても、まずは身近なところから対策できます。
秋冬に見直したいこと③ 「家族がいる部屋」を暖める
家族それぞれが別々の部屋で暖房を使っていると、当然ながら暖房を使う時間も増えます。
例えば、
「リビングに家族が集まっている時間は、なるべく一つの部屋で過ごす」
というだけでも、暖房を使う部屋を減らせます。
もちろん、家族それぞれの予定や生活リズムがあるので、無理に一つの部屋に集める必要はありません。
ただ、
「今、誰もいない部屋の暖房がついていないか?」
を確認するだけでも、電気の無駄に気づきやすくなります。
秋冬に見直したいこと④ 電気カーペット・こたつなどの使い方
冬になると、
- 電気カーペット
- こたつ
- 電気毛布
- セラミックファンヒーター
- オイルヒーター
など、さまざまな暖房器具を使う家庭もあります。
ここで一度確認したいのが、
「我が家では、どの暖房器具を一番長く使っているか」
です。
例えば、短時間だけ使うつもりで購入した暖房器具を、毎日長時間使っているなら、使い方を見直す余地があるかもしれません。
また、暖房器具を複数同時に使う場合も、
「本当に全部必要なのか」
を考えてみましょう。
秋冬に見直したいこと⑤ 冷蔵庫も意外と忘れがち
冬になると暖房ばかり気になりますが、冷蔵庫は一年中動いている家電です。
秋のタイミングで、
- 冷蔵庫に食品を詰め込みすぎていないか
- 冷気の吹き出し口をふさいでいないか
- ドアを開けている時間が長くないか
- 冷蔵庫周辺に熱がこもっていないか
などを確認してみましょう。
冷蔵庫は買い替えに大きなお金がかかるため、電気代だけを理由に急いで買い替える必要はありません。
まずは今ある冷蔵庫の使い方を見直すところから始めます。
秋冬に見直したいこと⑥ 「つけっぱなし」の家電を確認する
家の中には、意外と電源が入ったままになっている家電があります。
例えば、
- テレビ
- パソコン
- ゲーム機
- レコーダー
- プリンター
- 電気ポット
- 充電器
などです。
すべての待機電力を細かく気にする必要はありません。
ただ、
「ほとんど使っていないのに、ずっと電源が入っているもの」
がないか、一度確認してみましょう。
特に、長期間使っていない家電はコンセントを抜くことも検討できます。
ただし、機器によっては設定が消える場合があるので、取扱説明書なども確認しましょう。
秋冬に見直したいこと⑦ 電気料金プランを確認する
電気代が高いと、
「節電しなければ」
と考えがちですが、契約内容を確認することも大切です。
現在の料金プランが、
- 家族の生活スタイルに合っているか
- 契約アンペアが適切か
- 夜間の使用が多い家庭に合うプランなのか
- 他のプランへの変更で条件が変わるのか
などを確認してみましょう。
ただし、料金プランは単純に「安そうだから」という理由だけで変更するのではなく、現在の使用量や契約条件を比較して判断することが大切です。
「電気代が安くなる」と書かれていても、すべての家庭で同じように安くなるとは限りません。
秋冬に見直したいこと⑧ 古い家電は「電気代+買い替え費用」で考える
古い家電を使っていると、
「新しい省エネ家電に買い替えたほうが電気代が安くなるのでは?」
と思うことがあります。
確かに、家電によっては新しい製品のほうが省エネ性能が高くなっている場合があります。
ただし、
「電気代が安くなるから買い替える」
だけではなく、
「買い替えにいくらかかるのか」
も考える必要があります。
例えば、まだ問題なく使える家電を高額で買い替えても、電気代の差額だけでは元が取れない可能性があります。
買い替えるなら、
- 故障が増えてきた
- 使用年数が長い
- 電気代が気になる
- 修理費が高くなってきた
など、複数の要素を合わせて判断したいところです。
秋冬に見直したいこと⑨ 「電気代を気にしすぎない」ことも大切
節電について書いてきましたが、ここは私自身も大切にしたいと思っているところです。
電気代を抑えたいからといって、
「寒いけど暖房をつけない」
「暗くなるまで照明をつけない」
「お風呂を我慢する」
といった無理な節電を続ける必要はありません。
特に冬は、寒さを我慢することが体調面の負担につながることもあります。
節電は、
「使わない」より「無駄な使い方を減らす」
くらいの感覚で考えるほうが続けやすいと思います。
電気代を見直すなら「全部一気にやらない」
家計改善を始めると、
「エアコンも見直そう」
「冷蔵庫も」
「料金プランも」
「家電も買い替えよう」
と、いろいろやりたくなります。
でも、最初から全部やる必要はありません。
まずは、
STEP1
去年の秋冬の電気使用量を確認する
↓
STEP2
暖房器具とエアコンをチェックする
↓
STEP3
窓やカーテンなど、熱が逃げる場所を確認する
↓
STEP4
使っていない家電を確認する
↓
STEP5
料金プランを確認する
このくらいの順番で十分です。
秋のうちにやっておきたい「電気代チェックリスト」
最後に、秋冬を迎える前に確認しておきたいことをまとめます。
□ 去年の秋冬の電気料金を確認した
□ 電気使用量も確認した
□ エアコンのフィルターを掃除した
□ 室外機の周りを確認した
□ 窓・カーテンの断熱対策を確認した
□ 暖房器具の使い方を見直した
□ 誰もいない部屋の暖房を確認した
□ 使っていない家電の電源を確認した
□ 電気料金プランを確認した
□ 古い家電の買い替え時期を考えた
全部できなくても大丈夫です。
まずは一つ、気になるところから始めてみましょう。

まとめ|冬が来る前に「電気代が上がりにくい家」にしておく
秋になると、まだ暖房を本格的に使っていないため、
「電気代のことは冬になってから考えればいい」
と思ってしまいがちです。
でも、暖房を毎日使うようになってから節電を考えるより、秋のうちに家電や部屋の環境を確認しておくほうが、気持ちにも余裕があります。
今回紹介したように、
- 去年の電気使用量を確認する
- エアコンを掃除する
- 窓から逃げる熱を減らす
- 暖房器具の使い方を見直す
- 使っていない家電を確認する
- 電気料金プランを確認する
- 家電の買い替え時期を考える
など、できることは意外とあります。
大切なのは、寒さを我慢して電気代を削ることではありません。
我が家にとって必要な電気はきちんと使いながら、無駄になっている部分を少しずつ減らしていくこと。
今年の冬に向けて、まずは去年の電気代を確認するところから始めてみてはいかがでしょうか。


