年末が近づくと、クリスマスやお正月、帰省、お年玉など、普段の生活ではあまり発生しない出費が一気に増えてきます。
「12月は毎年お金が足りなくなる」
「年末年始で貯金が一気に減ってしまう」
「1月になってからクレジットカードの請求額を見て驚く」
そんな経験がある方も多いのではないでしょうか。
年末年始の出費は、ある程度予測できるものが多いのが特徴です。
だからこそ、10月や11月のうちから準備しておけば、12月に慌ててお金を用意する必要がありません。
この記事では、年末から年始にかけて発生しやすい「特別支出」と、今からできる家計準備についてまとめます。
年末年始はなぜお金がかかる?

年末年始は、普段の生活費に加えてイベントや季節の支出が重なります。
例えば、
- クリスマス
- 冬休みのレジャー
- お歳暮
- 年末の食材
- 大晦日の食事
- おせち・お正月用品
- お年玉
- 初詣
- 帰省
- 年末年始の旅行
- 冬物衣類
- 大掃除用品
などです。
一つひとつは数千円程度でも、積み重なると数万円から10万円以上になることがあります。
さらに、年末にクレジットカードで支払った分が翌年1月や2月に請求されるため、「年が明けたらお金がかからない」と考えてしまうのも注意したいところです。

年末から年始にかかる主な特別支出

子どもがいる家庭では、クリスマスは大きなイベントの一つです。
- クリスマスプレゼント
- ケーキ
- 食事
- 飾り付け
- プレゼント交換
などの費用がかかります。
例えばプレゼントに1万円、ケーキに5,000円、食事に5,000円かかれば、それだけで2万円。
兄弟がいる家庭では、プレゼント代だけでもさらに増えます。
お正月の食費
年末年始は普段より食費が増えやすい時期です。
- 年越しそば
- おせち
- お餅
- お寿司
- お刺身
- お肉
- お菓子
- 飲み物
- お酒
- 親族との食事
など、普段より少し豪華な食材を購入する機会が増えます。
さらに冬休み中は子どもが家にいるため、昼食代も普段よりかかります。
「12月の食費がいつもより高い」という家庭は、クリスマスからお正月までを一つの特別費として考えておくと管理しやすくなります。
お年玉
子どもがいる家庭では、お年玉も忘れてはいけない支出です。
自分の子どもだけでなく、甥・姪など親戚の子どもにも渡す場合があります。
例えば、
- 子ども2人に5,000円ずつ
- 甥・姪2人に3,000円ずつ
なら、合計16,000円。
親戚の人数によっては、さらに大きな金額になります。
あらかじめ「今年のお年玉予算」を決めておくと安心です。
帰省・旅行
年末年始に帰省や旅行をする場合は、特別支出が大きくなります。
- 新幹線・飛行機
- 高速道路料金
- ガソリン代
- 宿泊費
- 外食費
- レジャー費
- お土産代
などです。
特に家族で移動すると交通費だけでも大きな金額になります。
帰省する予定がある場合は、できるだけ早めに交通費や宿泊費を確認しておきましょう。
お歳暮・手土産
年末には、
- お歳暮
- 親族への手土産
- 帰省時の手土産
- 年始の挨拶用ギフト
などの支出もあります。
毎年贈っているものがある場合は、昨年いくら使ったのかを確認しておくと今年の予算を立てやすくなります。
冬休みのレジャー
子どもが冬休みに入ると、
- 映画
- 遊園地
- 水族館
- ボウリング
- カラオケ
- 外食
- 日帰り旅行
などの支出も増えます。
「せっかくの冬休みだから」と予定を詰め込みすぎると、気づかないうちにレジャー費が膨らみます。
冬物・防寒用品
年末年始には、冬物の買い足しも発生しやすくなります。
- コート
- セーター
- 靴
- 防寒着
- 手袋
- マフラー
- 子どもの冬服
- インナー
などです。
セールが増える時期でもあるため、「安くなっているから」と必要以上に購入しないことも大切です。
忘れやすい「1月以降の支出」にも注意
年末年始の家計管理で注意したいのが、年明けの支出です。
例えば、
- 冬休みのレジャー
- 初詣
- 新学期用品
- 子どもの教材
- 習い事
- 1月の外食
- 冬の光熱費
などがあります。
また、12月にクレジットカードで支払った買い物が、1月や2月の口座から引き落とされることもあります。
そのため、「12月を乗り切れば大丈夫」と考えるのではなく、1月・2月の支払いまで含めて準備しておくことが大切です。

今からできる年末年始の家計準備

ここからは、10月からでもできる準備を紹介します。
① 年末年始にかかりそうな支出を書き出す
まずは「何にいくらかかりそうか」を見える化します。
書き出すだけでも、「年末までにいくら準備すればいいのか」が分かります。
金額は家庭によって大きく違うので、まずは自分の家庭で昨年いくら使ったかを参考にするとよいでしょう。
② 昨年の年末年始の支出を確認する
おすすめなのが、昨年の家計簿やクレジットカードの明細を見返すことです。
「こんなに使った覚えがない」という項目が意外と見つかるかもしれません。
例えば、
- クリスマス
- スーパー
- 外食
- ネット通販
- お年玉
- 交通費
- レジャー
などを確認してみましょう。
過去の実績を参考にすると、今年の予算を現実的に設定できます。
③ 「年末年始特別費」を別に確保する
普段の生活費と年末年始の支出を一緒にすると、家計が分かりにくくなります。
そこで、
「年末年始特別費」
という予算を別に作っておく方法がおすすめです。
例えば、年末年始に12万円必要だと分かったら、10月・11月・12月で準備する場合、
12万円 ÷ 3か月 = 月4万円
となります。
一度に12万円を用意するより、少しずつ準備するほうが家計への負担も抑えられます。
④ クリスマス・お正月の予算を先に決める
イベントは「その場の気分」で買い物をすると予算オーバーしやすくなります。
そこで、
「クリスマスは2万円まで」
「お正月の食材は3万円まで」
「お年玉は合計2万円まで」
など、先に上限を決めておきます。
予算内で楽しむことを意識すれば、必要以上に節約する必要もありません。
⑤ 冷凍できる食品や日用品は計画的に購入する
年末はスーパーやネットショップで買い物をする機会が増えます。
ただし、「年末だから」という理由だけでまとめ買いすると、使い切れず食品ロスにつながることもあります。
冷凍できる食品や、確実に使う日用品だけを計画的に購入しましょう。
⑥ セール前に「買うものリスト」を作る
年末に向けてセールが増えると、「今買ったほうが得」と感じることがあります。
しかし、安く買っても必要のないものなら家計にとっては節約になりません。
セール前に、
- 必ず買うもの
- 買い替えたいもの
- 今回は買わないもの
を決めておくと、衝動買いを防ぎやすくなります。
⑦ 1月・2月のカード請求まで確認する
年末年始の家計管理では、ここが特に重要です。
12月に使ったお金が、1月・2月に引き落とされることがあります。
そのため、
「年末にいくら使ったか」だけでなく、「年明けにいくら引き落とされるか」まで確認する
ようにしましょう。
⑧ 不用品を売って年末年始費用に回す
年末の片付けを始めるなら、不用品の処分もおすすめです。
- 子どものサイズアウトした服
- 読み終わった本
- 使っていない家電
- おもちゃ
- バッグ
- 趣味用品
など、使っていないものを整理します。
売却できれば、年末年始の特別費の足しにすることもできます。

年末になってから慌てないために「10月から準備」

年末年始の支出は、突然発生するものばかりではありません。
クリスマス、お正月、お年玉、帰省など、ある程度予測できる支出がほとんどです。
だからこそ、10月のうちに、
「今年の年末年始はいくら必要?」
と考えておくことが大切です。
おすすめは、
10月
- 昨年の年末年始の支出を確認
- 今年のイベントを洗い出す
- 必要な金額をざっくり計算
- 特別費の予算を決める
11月
- クリスマスプレゼントを検討
- お歳暮・手土産を準備
- 帰省・旅行の費用を確認
- 不用品を整理・売却
12月
- お正月用品を購入
- 食材の買い出し
- 年末年始の予算を確認
- 1月・2月のカード請求額を確認
という流れです。

年末年始は「我慢」より「先取り」が大切
年末年始は、家族で過ごす時間も増える楽しい時期です。
だからといって、すべての出費を削る必要はありません。
大切なのは、
「使ってはいけない」ではなく、「使うお金を先に決めておく」こと。
クリスマスには子どもと楽しむ。
お正月には家族で好きなものを食べる。
帰省するなら、交通費も含めてあらかじめ準備しておく。
そんなふうに、楽しむためのお金を先に確保しておけば、年末年始を過ごした後に「使いすぎた……」と後悔することも減らせます。
まとめ|今から少しずつ年末年始の特別費を準備しよう
年末年始は、普段の生活費に加えてさまざまな特別支出が重なります。
特に、
- クリスマス
- お正月の食費
- お年玉
- 帰省・旅行
- お歳暮・手土産
- 冬休みのレジャー
- 冬物の買い物
などは、早めに予算を考えておきたい項目です。
10月の今なら、まだ年末まで時間があります。
まずは昨年の家計を振り返り、
「年末年始にいくら使ったのか」
を確認してみましょう。
そして今年必要になりそうな金額を予測し、10月・11月から少しずつ準備しておけば、12月に家計が苦しくなるのを防ぎやすくなります。
年末年始は、家計を締め付ける時期ではなく、「使うお金を決めて、安心して楽しむ時期」にしたいものです。



