「健康保険料が高すぎる…」と感じていませんか?
会社員の頃は給与から天引きされていた健康保険料ですが、自営業やフリーランスになると、その金額に驚く人は少なくありません。
「売上はそこまで増えていないのに、健康保険料だけ高い…」
「毎年どんどん負担が増えている気がする…」
実は、国民健康保険料は前年の所得をもとに計算されるため、所得が増えるほど保険料も高くなる仕組みです。また、保険料の計算方法や料率は自治体ごとに異なります。
とはいえ、制度を正しく活用すれば、合法的に負担を軽くできるケースがあります。
この記事では、自営業・フリーランスが知っておきたい「健康保険料を安くする7つの方法」をわかりやすく解説します。
はなうちも自営業家庭なので健康保険料の高さには最初驚きました…
国民健康保険料はどう決まる?


国民健康保険料は主に次のような要素で決まります。
- 前年の所得
- 世帯の加入人数
- 年齢
- お住まいの自治体
そのため、同じ年収でも住んでいる自治体によって保険料が異なることがあります。
健康保険料を安くする9つの方法
方法① 青色申告を利用する
最もおすすめなのが青色申告です。
青色申告では、一定の条件を満たすと最大65万円の青色申告特別控除を受けられます。
所得が下がれば、
- 所得税
- 住民税
- 翌年の国民健康保険料
の負担が軽くなる可能性があります。
現在は会計ソフトを使えば初心者でも始めやすく、「難しそう」というイメージほどハードルは高くありません。


方法② 必要経費を正しく計上する
健康保険料を下げたいからといって、架空経費を計上するのは絶対にNGです。
一方で、仕事に必要な支出を計上し忘れている人は意外と多くいます。
例えば、
- パソコン
- プリンター
- ソフトウェア
- インターネット代
- スマホ代(仕事で使用する分)
- 消耗品
- 打ち合わせ時の交通費
などは、事業に必要であれば経費になる場合があります。
適切な経費計上は、所得を正しく計算するうえで重要です。
方法③ iDeCoを活用する
iDeCo(個人型確定拠出年金)は、掛金が全額所得控除の対象になります。
その結果、
- 所得税
- 住民税
の節税につながります。
自治体によっては、所得が下がることで翌年の国民健康保険料にも影響する場合があります。
老後資金を準備しながら節税も期待できる制度として人気があります。


方法④ 国民健康保険組合を検討する
職業によっては「国民健康保険組合」に加入できる場合があります。
例えば、
- 建設業…全国建設工事業国民健康保険組合
- 美容業…東京美容国民健康保険組合や、全日本理美容健康保険組合、大阪府整容国民健康保険組合などがあります。
- 文芸・芸術関係…文芸美術国民健康保険組合と京都芸術家国民健康保険組合、大阪文化芸能国民健康保険組合があります。
組合によって保険料や加入条件は異なるため、対象となる方は比較してみる価値があります。



知り合いがこの保険組合に加入して保険料がかなり変わったそう!知らないって罪だ…(泣)
方法⑤ 小規模企業共済を利用する
個人事業主やフリーランスならぜひ検討したい制度です。
最大の特徴は、
支払った掛金が全額所得控除になること。
例えば
- 月3万円積立
- 年間36万円
積み立てた場合、
36万円すべてが所得控除になります。
https://www.keisan.nta.go.jp/r7yokuaru/cat2/cat22/cat223/cid073.html
所得税率・住民税率によっては年間数万円~十数万円以上の節税になるケースもあります。
さらに
- 老後資金になる
- 退職金代わりになる
- 条件を満たせば貸付制度も利用可能
というメリットがあります。
小規模企業共済とiDeCoは併用可能で、どちらも掛金が所得控除の対象です。節税しながら老後資金を準備できます。
方法⑥ ふるさと納税を活用する
ふるさと納税は、実質2,000円の自己負担で各地の返礼品がもらえる制度です。
例えば5万円寄付した場合、
- お米
- 肉
- トイレットペーパー
- ティッシュ
- 日用品
などが届き、自己負担は原則2,000円です(控除上限内の場合)。
節税というより翌年の住民税・所得税が軽減され、生活費の節約にもつながる制度と考えると分かりやすいです。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/tebiki/2025/03/order3/3-3_11.htm


方法⑦ 法人成りを検討する
事業が軌道に乗り、利益が大きくなってきたら法人化も選択肢です。
法人になると、健康保険は社会保険へ切り替わり、保険料は会社と本人で負担します。
ただし、法人化には
- 法人住民税
- 社会保険加入義務
- 会計・税務の手間
などもあるため、保険料だけで判断するのではなく、税理士へ相談しながら総合的に検討しましょう。
方法⑧ 減免制度を利用する
所得が一定以下の場合や、災害などで収入が大きく減少した場合には、保険料の軽減・減免制度を利用できることがあります。
法令に基づく軽減制度のほか、自治体独自の減免制度を設けている場合もありますので、お住まいの市区町村へ確認してみましょう。
方法⑨ 退職直後は「任意継続」と比較する
会社を辞めて独立したばかりの人は、
- 国民健康保険
- 会社の健康保険の任意継続
- 家族の扶養(条件を満たす場合)
を比較しましょう。
人によっては、退職後しばらくは任意継続の方が保険料を抑えられるケースもあります。
やってはいけない節約方法


健康保険料を安くしたいからといって、次のような行為は避けましょう。
- 売上を申告しない
- 架空の経費を計上する
- 領収書を偽造する
- 確定申告をしない
これらは税務調査や追徴課税の対象となる可能性があります。
健康保険料を安くするなら「所得を適正に管理する」ことが大切
国民健康保険料は前年の所得をもとに計算されるため、「保険料だけを下げる方法」はほとんどありません。
しかし、
- 青色申告を利用する
- 必要経費を適切に計上する
- iDeCoや小規模企業共済などの制度を活用する
- ふるさと納税をする
- 利用できる軽減・減免制度を確認する
といった方法を組み合わせることで、結果的に家計の負担を軽くできる可能性があります。
自営業やフリーランスは、売上を増やすことだけでなく、「手元にお金を残す工夫」も大切です。
制度を正しく理解し、自分に合った方法を取り入れていきましょう。









