楽天証券でNISAを利用し、楽天カードで投資信託を積み立てている方も多いのではないでしょうか。
楽天カードで積立投資をすると、条件に応じて楽天ポイントが貯まります。さらに、楽天銀行と楽天証券を連携する「マネーブリッジ」を設定すると、銀行預金の優遇金利や資金移動の利便性といったメリットもあります。
では、楽天カードでNISAを積み立てている場合、マネーブリッジも設定したほうがよいのでしょうか。
結論からいうと、楽天銀行と楽天証券を両方利用しているなら、楽天カード積立を継続しながらマネーブリッジを設定する方法がおすすめです。
この記事では、楽天カード積立とマネーブリッジの違い、併用するメリット、設定方法、注意点を初心者向けに解説します。
楽天カードでNISAを積み立てるならマネーブリッジも設定したほうがいい?

楽天カードでNISAの積立投資をしている方は、マネーブリッジを追加で設定することを検討してみましょう。
楽天カード積立とマネーブリッジは、それぞれ役割が異なるサービスです。
- 楽天カード積立:クレジットカード決済で投資信託を購入し、条件に応じて楽天ポイントを貯める
- マネーブリッジ:楽天銀行と楽天証券を連携し、銀行預金の優遇金利や資金管理の利便性を活用する
つまり、どちらか一方を選ぶ必要はありません。
すでに楽天カードでNISAを積み立てている場合も、カード積立をやめることなく、マネーブリッジを追加設定できます。
ただし、マネーブリッジを設定しただけで、楽天カード積立のポイント還元率が上がるわけではありません。それぞれのメリットを理解して活用することが大切です。
楽天カード積立とマネーブリッジの違い

まずは、2つのサービスの違いを整理しておきましょう。
| 比較項目 | 楽天カード積立 | マネーブリッジ |
|---|---|---|
| 主な目的 | 投資によるポイント獲得 | 銀行と証券の連携 |
| 利用するサービス | 楽天カード・楽天証券 | 楽天銀行・楽天証券 |
| 主なメリット | 条件に応じたポイント還元 | 普通預金の優遇金利など |
| 利用料金 | カードの種類などによる | 無料 |
| NISAとの関係 | カード決済で積立投資 | NISAの資金管理をサポート |
| 併用 | 可能 | 可能 |
楽天カード積立は投資信託を購入する際の決済方法であり、マネーブリッジは銀行口座と証券口座を連携するサービスです。
そのため、両方を設定しても基本的に役割が重複するわけではありません。

マネーブリッジを設定する3つのメリット

1. 楽天銀行の普通預金に優遇金利が適用される
マネーブリッジの大きなメリットは、楽天銀行の普通預金に優遇金利が適用されることです。
投資に使う予定のないお金や、生活費として銀行に置いているお金にも利息がつきます。
例えば、普通預金の優遇金利が年0.48%(税引前)で1年間変わらず、預金残高が一定だったと仮定すると、利息は次のようになります。
| 預金残高 | 年間利息(税引前) | 税引後の概算 |
|---|---|---|
| 50万円 | 2,400円 | 約1,912円 |
| 100万円 | 4,800円 | 約3,824円 |
| 300万円 | 14,400円 | 約11,471円 |
※年0.48%が適用される場合の試算です。実際の金利は変更されることがあり、預金残高や適用条件によって利息は異なります。上記は全額が同じ金利の対象となると仮定した概算です。
投資で利益を得ることとは異なり、預金金利は適用条件の範囲内で預けているお金に対して利息がつく仕組みです。
ただし、金利は変動するため、申し込み前に楽天銀行の公式サイトで最新の条件を確認しましょう。

2. 楽天銀行と楽天証券の資金移動が便利になる
マネーブリッジでは、自動入出金(スイープ)などの機能を利用できます。
例えば、楽天証券で投資信託や株式を現金で追加購入したい場合、必要な資金を楽天銀行から自動で入金する仕組みを利用できます。
毎回、銀行から証券口座へ手動で入金する手間を減らせるため、投資を継続しやすくなります。
なお、楽天カードによる積立投資はカード決済のため、マネーブリッジの自動入金がなくてもカード積立自体は可能です。

3. 楽天カード積立のポイント還元も継続できる
マネーブリッジを設定しても、現在利用している楽天カード積立をやめる必要はありません。
楽天カードで投資信託を積み立てると、カードの種類や対象ファンドなどの条件に応じて楽天ポイントが貯まります。
例えば、月2万円を積み立て、ポイント還元率が0.5%の場合、獲得できるポイントは次のとおりです。
| 項目 | 金額・ポイント |
|---|---|
| 毎月の積立額 | 20,000円 |
| 毎月の獲得ポイント | 100ポイント |
| 年間の積立額 | 240,000円 |
| 年間の獲得ポイント | 1,200ポイント |
※還元率0.5%が適用され、12か月間同じ金額を積み立てた場合の試算です。実際の還元率はカードの種類や対象ファンドなどによって異なります。
楽天カード積立でポイントを貯めながら、楽天銀行の預金にはマネーブリッジの優遇金利を活用する。このように、それぞれのメリットを組み合わせることができます。

マネーブリッジと楽天カード積立を併用する方法

ここからは、実際の設定方法を確認していきましょう。
STEP1:楽天銀行と楽天証券の口座を用意する
マネーブリッジを利用するには、楽天銀行と楽天証券の口座が必要です。
まだどちらかの口座を持っていない場合は、公式サイトで口座開設の手続きを行いましょう。
すでに両方の口座を持っている場合は、次のステップに進みます。
STEP2:マネーブリッジを申し込む
楽天銀行または楽天証券の公式サイトにログインし、マネーブリッジの申込画面から手続きを進めます。
画面の案内に従って両方の口座を連携してください。
マネーブリッジの利用料金は無料です。
公式サイト:楽天証券・マネーブリッジ
STEP3:自動入出金(スイープ)の設定を確認する
マネーブリッジの申し込み後、必要に応じて自動入出金の設定を確認しましょう。
現金で追加投資をする方にとっては、銀行と証券の資金移動を効率化できる便利な機能です。
ただし、カード積立だけを利用している場合、自動入出金の設定は必須ではありません。
STEP4:楽天カードの積立設定はそのまま継続する
最後に、楽天証券の積立設定を確認します。
すでに楽天カードでNISAの積立投資をしているなら、基本的にはその設定を変更する必要はありません。
マネーブリッジと楽天カード積立は、それぞれ別のサービスとして利用できます。
なお、優遇金利の適用開始時期や条件は、申し込みのタイミングによって異なるため、楽天銀行の案内を確認してください。
マネーブリッジを設定するときの注意点

便利なマネーブリッジですが、いくつか確認しておきたい点があります。
金利は将来も同じとは限らない
普通預金の金利は変更されることがあります。
記事を読んだ時点で表示されている金利が、将来も継続するとは限りません。最新の適用金利を公式サイトで確認しましょう。
カード積立のポイント還元率は一律ではない
楽天カード積立のポイント還元率は、カードの種類や投資信託などによって異なります。
必ずしもすべての積立で0.5%のポイントが付与されるわけではないため、自分のカードと対象ファンドの条件を確認してください。
生活費や緊急時の資金は確保しておく
マネーブリッジを設定したからといって、銀行預金をすべて投資に回す必要はありません。
生活費や急な出費に備えるお金は預金として確保し、余裕資金の範囲内で投資を続けることが大切です。

まとめ:楽天カードでNISAを積み立てているならマネーブリッジも活用しよう
楽天カードでNISAの積立投資をしている方は、楽天銀行と楽天証券のマネーブリッジも設定することで、より便利に資金を管理できます。
今回のポイントを整理すると、次のとおりです。
- 楽天カード積立は、条件に応じて楽天ポイントを貯められる
- マネーブリッジは、楽天銀行の優遇金利や資金移動の利便性がメリット
- 2つのサービスは併用できる
- カード積立だけなら自動入出金(スイープ)は必須ではない
- 金利やポイント還元率は最新の公式条件を確認する
すでに楽天銀行と楽天証券を利用しているなら、まずはマネーブリッジの設定状況を確認してみてはいかがでしょうか。
大きな手間をかけずに、銀行預金とNISAの積立投資を上手に組み合わせるきっかけになります。
参考:楽天証券 マネーブリッジ公式ページ


