金は投資になる?40代から始めるなら知っておきたい金投資のメリット・デメリット【2026年版】

金の延べ棒

「金(ゴールド)は投資になるの?」

「株や投資信託と一緒に持ったほうがいい?」

「40代から金投資を始める意味はある?」

このように、資産形成を考える中で「金」が気になっている人も多いのではないでしょうか。

金は昔から「安全資産」と呼ばれてきましたが、金を持っていれば必ず儲かるわけではありません。

金には株式や投資信託とは違った特徴があり、上手に活用すれば資産を分散する選択肢になります。

この記事では、40代から資産形成を始める人に向けて、金投資の仕組みやメリット・デメリット、株式投資との違い、どのくらい持つとよいのかをわかりやすく解説します。

目次

金は投資になる?

金の塊

結論からいうと、金は投資対象になります。

金そのものを購入して、将来価格が上昇したときに売却すれば、購入価格との差額が利益になります。

例えば、

  • 1g=10,000円で購入
  • 1g=15,000円になったときに売却

した場合、単純計算では1gあたり5,000円の値上がり益が得られます。

ただし、実際には購入時・売却時の価格差や手数料などがあるため、「金価格が5,000円上がった=そのまま5,000円の利益」とは限りません。

また、金は株式とは違って、企業のように利益を生み出して配当金を支払ってくれるわけではありません。

そのため、金投資は「お金を増やす」だけでなく「資産を分散する」という目的で考えることが重要です。

金投資にはどんな方法がある?

金に投資する方法はいくつかあります。

代表的なのは次の方法です。

① 金地金を購入する

いわゆる「金の現物」を購入する方法です。

金の延べ棒やインゴットなどを購入し、自分で保有します。

実物資産として持てることがメリットですが、保管場所や盗難対策などを考える必要があります。

また、小さな金地金では購入時の手数料などが割高になる場合もあります。

② 純金積立

毎月一定額を積み立てて金を購入する方法です。

例えば、

毎月3,000円、5,000円、1万円

など、少額から始められるサービスがあります。

一度にまとまった金額を購入する必要がないため、金投資初心者でも始めやすい方法です。

価格が高いときには少なく、価格が安いときには多く購入する形になり、購入タイミングを分散できます。

ただし、サービスによって手数料やスプレッドなどが異なるため、始める前に確認しましょう。

③ 金ETF

金価格への連動を目指すETFを購入する方法もあります。

証券会社を通して株式と同じように売買できる商品もあり、現物の金を自分で保管する必要がありません。

「金を持ちたいけれど、金の延べ棒を自宅で保管するのは不安」

という人には使いやすい方法です。

ただし、商品によって金価格への連動方法や信託報酬などが異なります。

あわせて読みたい
ETFとは?投資信託との違いを初心者向けにわかりやすく解説|メリット・デメリットやおすすめの人も紹介... この記事では、ETFの仕組みや特徴、投資信託との違い、メリット・デメリット、どんな人に向いているのかまで、初心者にもわかりやすく解説します。

④ 金の投資信託

金価格への連動を目指す投資信託もあります。

投資信託なら、証券会社や銀行などを通じて購入でき、少額から始められる商品もあります。

ただし、商品によって手数料や運用方法が違うため、購入前に目論見書などを確認することが大切です。

あわせて読みたい
NISA初心者におすすめの証券会社はどこ?4社を徹底比較【2026年最新版】 この記事では、NISA初心者におすすめの証券会社を比較し、それぞれの特徴やメリット・デメリットをわかりやすく解説します。

金投資のメリット5つ

メリット① 株式とは異なる値動きをする可能性がある

金を持つ大きなメリットのひとつが、資産を分散できることです。

例えば、株式だけに資産を集中させていると、株式市場が大きく下落したときに資産全体が大きく減少する可能性があります。

そこで、「株式+現金+金」というように資産を分けておくことで、一つの資産に依存するリスクを抑えられます。

もちろん、金も価格が下落することがあります。

「金を持てば株価下落を必ずカバーできる」という意味ではありません。

あくまで値動きの異なる資産を組み合わせることで、資産全体のリスクを分散するという考え方です。

あわせて読みたい
【2026年版】インデックス投資とは?初心者にもおすすめの理由・始め方・メリット・デメリットをわかり... この記事では、インデックス投資の仕組みからメリット・デメリット、人気の理由までわかりやすく解説します。

メリット② インフレ対策として考えられる

物価が上昇すると、同じ1万円でも購入できる商品の量は少なくなります。

つまり、現金の実質的な購買力が低下する可能性があります。

金は長期的に価値を保ちやすい資産として認識されており、インフレ局面で注目されることがあります。

ただし、「インフレになれば必ず金価格が上がる」わけではありません。

金価格は金利や為替、世界経済、投資家心理など、さまざまな要因によって変動します。

あわせて読みたい
【2026年最新】ホルムズ海峡閉鎖で日本の家計はどうなる?ガソリン・物価・NISA・株価への影響をわかり... この記事では、ホルムズ海峡が閉鎖された場合に起こり得る影響を、家計・物価・NISA・株価の視点からわかりやすく解説します。

メリット③ 世界共通の価値を持つ

金は世界中で取引されている資産です。

特定の企業の株式とは違い、一つの会社の業績に価値が左右されるわけではありません。

そのため、「特定の企業に投資するのは不安」という人にとって、株式とは異なる資産を持つ選択肢になります。

メリット④ 少額から始められる

金投資というと、「金の延べ棒を買う」というイメージがあるかもしれません。

しかし、現在は純金積立や金関連の投資信託、ETFなどを利用することで、少額から金への投資を始められる場合があります。

そのため、「いきなり何十万円も金に投資するのは怖い」という人でも、少額から検討できます。

あわせて読みたい
ドルコスト平均法とは?初心者にもわかる仕組み・メリット・デメリットを徹底解説【2026年版】 ドルコスト平均法とは、一定額を定期的に積み立てる投資方法です。本記事では、仕組みやメリット・デメリット、一括投資との違い、新NISAとの相性、初心者が失敗しないためのポイントまでわかりやすく解説します。

メリット⑤ 株式だけに偏った資産構成を見直せる

40代になると、20代・30代の頃よりも「資産を増やすこと」だけでなく、「大きく減らさないこと」も重要になってきます。

例えば、

  • 株式・投資信託
  • 預貯金
  • その他の資産

というように資産を分散することで、ポートフォリオ全体を考えやすくなります。

金投資のデメリット5つ

メリットだけでなく、注意点もあります。

デメリット① 配当金や利息がない

株式には配当金、預金には利息があります。

一方、金そのものは保有しているだけで配当金や利息を生みません。

金で利益を得る基本的な方法は、「購入価格より高い価格で売却する」ことです。

そのため、長期的な資産形成の中心を金だけにするのは慎重に考えたほうがよいでしょう。

デメリット② 金価格が下落することもある

「金は安全資産だから価格が下がらない」

これは誤解です。

金にも価格変動があります。

購入したときより金価格が下がれば、売却時に損失が出る可能性があります。

特に短期間で利益を出そうとすると、株式と同じように価格変動の影響を受けます。

あわせて読みたい
【2026年版】インデックス投資を続けるコツ|暴落時にやってはいけないこと この記事では、インデックス投資を長く続けるためのコツや、暴落時にやってはいけない行動をわかりやすく解説します。

デメリット③ 為替の影響を受ける

日本で金価格を見る場合、国際的な金価格だけでなく、為替相場の影響も受けます。

金は基本的にドル建てで取引されるため、「金価格+ドル円」の両方が国内の金価格に影響します。

そのため、「金の価格だけ見ていればいい」というわけではありません。

デメリット④ 手数料がかかる場合がある

金投資では、商品やサービスによって、

  • 購入手数料
  • 売却手数料
  • 保管料
  • 信託報酬
  • 売買スプレッド

などが発生する場合があります。

特に純金積立などは、サービスによってコストが大きく異なる場合があります。

「金価格が上がれば儲かる」と考えるだけでなく、最終的にどのくらいコストがかかるのかを確認しましょう。

デメリット⑤ NISAの対象商品とは限らない

金に投資する方法なら何でもNISAを利用できるわけではありません。

NISAは対象となる商品が決められているため、金関連の商品を購入するときは、その商品がNISAの対象かどうかを確認する必要があります。

「金だからNISAで買える」とは考えないようにしましょう。

あわせて読みたい
NISAとは?初心者でもわかる仕組みをやさしく解説|40代から始める資産形成ガイド この記事では、NISAの基本的な仕組みからメリット・デメリット、40代におすすめする理由、始め方まで、初心者にもわかりやすく解説します。

金と株式、どちらに投資するべき?

ここで気になるのが、「金と株、結局どっちがいいの?」という問題です。

実は、この2つは役割が違います。

スクロールできます
比較株式・株式投資信託
値上がり益
配当・分配金基本なしあり
企業の成長関係なし関係する
インフレ対策
分散投資
価格変動あるある
資産形成の中心

長期的な資産形成を目的とするなら、株式や株式投資信託を中心に考え、金は補助的な資産として組み入れる考え方がわかりやすいでしょう。

40代なら金をどのくらい持つ?

「金を持つなら何%?」

と気になるところですが、全員に当てはまる正解はありません。

例えば、

  • 株式・投資信託 70~80%
  • 現金 15~25%
  • 金 5~10%

のように、金をポートフォリオの一部として考える方法があります。

ただし、これはあくまで一例です。

住宅ローン、教育費、生活防衛資金、収入の安定性、投資経験などによって適切な割合は変わります。

特に40代の子育て家庭では、近い将来に教育費や車の買い替えなど、大きな支出が発生する可能性があります。

そのため、金への投資を優先する前に、まず生活に必要な現金を確保することが大切です。

あわせて読みたい
投資だけでは危険?40代子育て家庭が現金で持つべき金額とは【2026年版】 投資だけでは危険?40代子育て家庭が現金で持つべき金額や生活防衛資金の目安、投資との理想的なバランスをわかりやすく解説。新NISAを始めた方にもおすすめの資産管理方法を紹介します。

金投資を始めるなら「少額・長期・分散」

金投資を始めるのであれば、最初から大きな金額を投入する必要はありません。

例えば、毎月3,000円~1万円程度から始めて、金という資産の値動きを経験してみる方法もあります。

大切なのは、「金が上がりそうだから一気に買う」という投資ではなく、「資産の一部を金に分散する」という考え方です。

特に金価格が高騰しているときには、「もっと上がるかもしれない」と焦ってしまいがちです。

しかし、相場の頂点を正確に予測することは難しいため、無理のない金額で少しずつ分散する方法も選択肢になります。

金投資は40代からでも遅くない?

結論として、40代からでも金投資を始めることはできます。

ただし、40代の資産形成で最も重要なのは、「金を買うこと」そのものではありません。

重要なのは、

  • 生活防衛資金を確保する
  • 高金利の借金を優先して返済する
  • 長期的な資産形成をする
  • 株式などに分散投資する
  • 必要に応じて金も組み入れる

というように、資産全体を考えることです。

金だけに集中するのではなく、「増やす資産」と「守る資産」をバランスよく持つことを意識しましょう。

あわせて読みたい
生活防衛費がなかなか貯まらない…その理由と無理なく貯める5つの方法【40代子育て世帯向け】 この記事では、生活防衛費が貯まらない理由と、今日から実践できる具体的な貯め方を、実体験も交えながら詳しく解説します。

まとめ|金は「増やす」だけでなく「守る」ための投資

金は立派な投資対象のひとつです。

ただし、株式や投資信託とは役割が違います。

金のメリットは、

  • 資産を分散できる
  • インフレ対策として期待される
  • 世界で取引されている
  • 少額から始められる方法がある
  • 株式とは異なる資産を持てる

ことです。

一方で、

  • 配当や利息がない
  • 金価格が下落することがある
  • 為替の影響を受ける
  • 手数料がかかる場合がある
  • NISA対象かどうか商品ごとに確認が必要

といったデメリットもあります。

40代からの資産形成では、「金だけでお金を増やす」のではなく、

「株式・投資信託を中心に、現金と金を組み合わせて資産全体を守る」という考え方が重要です。

「投資=株式」と決めつけず、さまざまな資産の特徴を知ったうえで、自分の家計に合ったポートフォリオを考えてみましょう。

あわせて読みたい
【2026年版】まず借金返済?最初に投資?40代が迷わないお金の優先順位をわかりやすく解説 この記事では、40代子育て家庭が無理なく資産を増やしていくために、借金返済・貯蓄・投資の優先順位をわかりやすく解説します。
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

はじめまして。
「くらしデザインラボ」を運営している「はな」です。
自営業妻 /NISAでオルカン&SP500積み立て中 / 副業歴12年/ 副業のデザインと動画編集で年約50万円の副収入を達成!

貯蓄苦手な主婦が在宅ワークをしながら資産を積み立て中。

このブログでは、40代からの暮らしをもっと豊かにするために、お金・資産形成・働き方・ライフデザインに役立つ情報をインデックス投資や副業を実践しながら学んだ経験も交え、初心者にも分かりやすく発信しています。

目次